しないするなるタイトルは、「XXXしない。」「XXXする。」と「XXXになる。」の意味です。しないことを意識できるかハーヴィ・ペニックは、「XXXしない」という表現は極力使わないようにしましょうというようなことをリトルレッドブックに書いていました。 「頭を動かすな」とか、「右ひざが動かないように」なんてのが、典型的な「しない」意識です。 どうも、しないことを意識すると他の動きが確実におかしくなります。 ハーヴィ・ペニックはやはり正しくて、「XXXしない」という意識の持ち方ではきっとゴルフは上手になれないだろうと思います。 だからといって、頭がどうにでも動いてよいわけはなくて、やはり頭を動かさずにスイングしたいわけです。 することを意識できるか「テークバックは30cmまっすぐ動かす」とか、「トップはこの状態で切り返す」とかの本に書いてあるアドバイスを見たり、分解写真を見てどうするか考えたりしました。 ときどきうまくいきます。動きの途中状態での「する」意識はたいていうまくいきません。 ゴルフで意識してできることは、とても限られているのではないかと思います。 1.ターゲットにむかって正しく立つようにする 2.ボールとの位置関係が正しく立つようにする 3.正しくクラブを持つ 4.ボールを打つ 以降は意識してできることではないのかもしれません。 なることを意識できるか結局、なるようにしかならいのかなと思います。 「する」ことについても、「正しくなる」方法を知らないと、良い結果が得られるようにはできません。 つまり、 1.ターゲットにむかって正しく立てるようになる 2.ボールとの位置関係が正しく立てるようになる 3.正しくクラブを持てるようになる にはどうすればよいか、具体的な基準や手順を工夫して、反復性のある状態を作り出せるようになることこそが、ゴルフの練習なのかと思います。 ボールを打つためのテークバックの開始は「する」意識ですが、このとき30cmまっすぐにクラブヘッドが動くのは、「する」のではなく「なる」ことなのでしょう。 ゴルフのスイングは、 1.アドレスを決める 2.ボールを打つ の2段階に分けて考えることができるはずです。 打った結果ボールがまっすぐ飛んだとき、うまく行った原因は前段階に必ず存在します。一方、うまくいかない原因はあらゆる段階にあるし、前段階の誤りをあとから補正できたりするので、結果から前段階が正しいとは必ずしも言い切れません。 だから何なんだ結局、「なる」ためにはどう「する」のか、これを考え続けないといけないのかもしれません。 例えば、頭が動かないようになるためには、どうアドレスしてどうテークバックするのか。アドレス時の体重のかけ方やテークバックでの体重移動の感覚、目線やリズム、タイミングなどあらゆる要素がうまくいって頭が動かないようになるのだと思います。 何を意識するべきで、何は結果に任せるのか、もう少しその辺を考えて、練習したいと思います。なるべく「する」ことは少なくして、「なる」ことが多くなるのが良いのかもしれないと思います。
FirstUpload 09/12/07-01:30 : LastUpdate 09/12/07-01:30
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