バーナー改造うちにはとんぼ玉作成をする人がいます。キナリのファンバーナーを使っています。 ガスバーナーに下から6cmのDCファンでエアーを送って、強力な火炎を作ります。 このファンが安定して回ってくれないとガスとエアーの比が変わってしまいます。 すると、火の状態が変わってしまい、ガラスに含まれる金属の状態が還元されたり酸化されたりして変色します。また、酸素量が足りないと一酸化炭素や炭素ができてしまい、ガラスに煤が入ったりします。 キナリのファンバーナーは、12VDCファンの回転数を巻き線の可変抵抗で制御するようになっていました。 これでは安定回転は望むべくもないので、改造することにしました。 取り出した内臓 改造後の内蔵 制御回路(PWM)は、ここを参考にして、555で作成しました。電源が12Vなので、555は直接動きますがなんとなく78L05入れて5Vを作っています。 出力Trは手持ちの都合でN-MOS FETに変えました。弁当箱アンプの残り基盤で足りました。 電源コネクターに、信じられないことにオーディオ用φ3.5のモノラルジャックが使われていたのと、ACアダプターがトランス入り400mAゲンコツアダプターでちょっと膨らんだ感じがしたので、ジャックごと交換して秋月の1Aスイッチングを使うようにしました。 改造の結果、炎が安定し、とても使いやすくなったとのこと。 結果はOKでしたが、PIC12F683のADCとCCPを使ってボリュームでデューティー比を変えて作っても良かったかも。 そうすると、部品点数は少ないけどPICが高いので材料費はちょい高め、プログラムでデューティー比の範囲が変えられるのがメリットといったところでしょうか? 作る手間は、ほとんど変わらないと思います。
FirstUpload 09/11/12-23:26 : LastUpdate 09/11/12-23:39
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