Peri's Hobby
Periの雑多なホビー活動の記録

シャワーパイプの水流は強いので、ADAのリリィパイプの導入を考えたのですがいかんせん高いのです。
また、外部フィルターの排水パイプの途中にエアレーションを行うようにしたため、シャワーパイプだと穴から空気が出るときに音をだして、これがうるさいのです。

というわけで、シャワーパイプの代わりに取り付けて、水流を弱めて水槽内に放出するモノを考えて作ってみました。
材料はパイプですが、出来上がりはパイプではないので、おおげさですが、水流拡散器です。

仕組み:
シャワーパイプは、同じ径の穴を並べて水流の方向を変えているだけのように思われます。リリィパイプは、ホーン状にして拡散させています。
水流を拡散するには、水流を段階的に分散して放出すればよいわけです。
ちゃんと設計すると、水流のベクトルとかパイプ壁の摩擦とか乱流の解析とかえらいことになるので、勘で決めたのが図の構造です。
要するに、パイプの側面を長い三角に切り取ることで、連続して段階的に管壁の抵抗をなくして排水の方向と直角に水流を逃がそうと意図してみました。



材料:
●13φのポリカーボネートパイプ。東急ハンズで購入。アクリルよりも管壁が薄くて、内径が11mmあります。
●シリコン栓。東急ハンズの理学用品売り場にある、試験管などの栓。ポリカーボネートパイプは内径が大きいので、エーハイムのエンドキャップははまりません。

工具:
●ドリル(4mm)
●ルーター
●ルーター用回転ノコ
●工作用ノコギリ
●やすり
●紙、定規、油性ペン、のり
●除光液、ティッシュ

作り方
1.パイプを適当な長さに切る
2.紙をで切り抜く部分の型紙を作る。紙を2つ折にして、底辺が6mmで高さが切り抜く幅になるような直角三角形を切り出す。
3.型紙をパイプにのりで貼る
4.型紙のヘリを油性ペンでなぞる。紙とパイプの両方にインクが乗るようにする。
5.型紙をはがす
6.頂点の少し内側にドリルで穴をあける
7.底辺をノコで切る
8.斜辺をルータにつけた回転ノコで切る
9.切り口をヤスリで整える
10.油性ペンの跡を除光液で消す
11.エンドキャップに、シリコン栓をはめる

出来上がると、3角を円柱に貼り付けたので、横から見ると断面はカーブして見えます。

使用結果
かなりよいです。エアレーションの音は小さくなったし、水を抜くと排水は下に落ちます。
シリコン栓が無いと、終端部分はパイプが半分になっていますがそれでも水流は先端を抜けていきます。栓で戻されてさらに乱流になっているようです。

私が作ったのは、全長37cmくらいで90cm水槽に横向きにつけています。外部フィルターはエーハイム2224です、


#注意#
まねをするとなにか悪いことがおきるかもしれません。ポリカーボネートは環境ホルモン物質が水中に溶け出す可能性があることが指摘されています。この記事は効果や安全性を保障するものではありません。
FirstUpload 09/11/15-22:27 : LastUpdate 09/11/15-22:28

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